自分は楽曲をネットで発表するのにサウンドクラウド(SoundCloud)を利用していますが、音質等が気になったので調査しました。
その結果、興味深い事実が判明したので、それを記事にいたします。
課金と音質について
まず最初に、サウンドクラウドはwavファイルをアップできるので、そのままの音質で再生されるのか?というと、そういうわけではなく、アップした音源をブラウザなどからストリーミング再生すると、圧縮されたものが再生されるということです。
しかも無料アカウントと課金アカウント(月額6ドル)だとストリーミングで再生される音質に差があるという情報もあります。
無料アカウントだとmp3の128kbps相当、課金すると320kbps相当となるようで。
自分も今まで「wavでアップできるからそのまま再生されるでしょ」と思っていて、元ファイルは念入りにチェックしても、一旦アップしものの再生音質などは、ほとんどチェックしていなかったので、晴天の霹靂ですよね。
このことは「Aves Migratorias」で音質が気になって、サウンドクラウドにアップした音源をヘッドホンで聴き込んでみたのが気づいたきっかけでした。
サウンドクラウドは時期によって仕様が変わっているみたいですが、この際、実地で調査してみようということで、1か月だけ課金してみました。
課金すると「ページ削除せずに音源だけを差し替え出来る」というリプレイス機能が使えるので、それも試したくて。
そして「Aves Migratorias」音源のwavを、リプレイス機能を使って再アップロードしてみました。
そうすると、確かにストリーミングで聴いても元のwavに近い音質になっています。
128kbps→320kbpsの差はヘッドホンで聴くとはっきり判別できるレベルです。
そして、アップロード時の画面表示を見る限り、アップロードのタイミングでストリーミング用の圧縮ファイルも生成されているっぽいですね。
サウンドクラウドは世界有数の音楽コミュニティというイメージと、埋め込みプレイヤーが便利そうなので使っていますが、無料版の128kbps音質ではYouTubeのHD動画ほうが音質良い(YouTubeのHD動画は192kbps)という事だから微妙ですよねぇ。
リプレイス機能は素晴らしい
音質以外のところだと、課金中はリプレイス機能で気軽に音源の差し替えできるのは素晴らしいです。
他の動画投稿サイトなどでもこれは実装して欲しいところです。
アレンジやミキシングをちょっと変えて再アップしたいという場合、YouTubeなどは新規アップになって旧バージョンのデータや再生数など一切引き継げないので。
課金切れ後はどうなるか?
このように、サウンドクラウドは課金することでかなりスペックが上がるのがわかりましたが、月額6ドルというのは、ずーっと払い続けるには微妙な値段です。
今回は、課金が切れたらどうなるか?という事も調べてみました。
結果としては、有料期間中にアップした音源は、課金切れ後もそのままの状態(320kbps音質でストリーミング再生)で維持されるようです。
今回の調査結果から、サウンドクラウドの賢い利用方法としては「ある程度音源が溜まってきたら1か月だけ課金して、期間中に全音源をリプレイスして高音質でエンコードさせておく」というのがお薦めです!
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