ここ最近、SNSなどで多くの人の様々な活動をみていて、自分も自分なりのやりかたで、フラメンコギター普及のために力を尽くしたいと思うようになりました。
純フラメンコの追求は自分にとって永遠のテーマであり、教室で人に教えたり、踊りや歌への伴奏活動は最も重要な活動だと考えています。
ですが、それは需要があって成立するもので、営業活動ブランクのある自分にとって急にその機会を増やすのは難しい、というのも感じております。
では、今の自分に何が出来るのか?ということを、ずっと考えていました。
自分のもう一つの活動
今まで匿名でやってきましたが、自分には純フラメンコギターの活動とは別に、もうひとつ取り組んでいるギターの活動があります。
それは、ゲーム音楽の演奏活動です。
フラメンコギターをベースとしたソロギターの演奏活動をしていきたい、という構想は随分前からあったのですが、その一つの題材として選んだのが、自分の最初期のルーツミュージックであるゲーム音楽です。
そう、ファミコンとかプレステの。
ゲーム音楽をソロギターでひたすら弾くブログ
ゲーム音楽演奏活動についてですが、このブログを開設する少し前、今年(2018年)5月よりBGMという名義で「ゲーム音楽をソロギターでひたすら弾くブログ」を始めました。
それ以来、ブログとYouTubeを中心に活動を展開中で、現在までに約30曲の演奏動画と100の記事をアップしています。
ゲーム音楽演奏活動をしようと思った理由
ゲーム音楽をソロギターで演奏しようと思ったいきさつは「ゲーム音楽をソロギターでひたすら弾くブログ」のこちらの記事で詳しく書いていますが、2015年秋頃にちょっとしたキッカケがあって、潜在意識の彼方に追いやられていたゲーム音楽の記憶と再会します。
2015年当時は、映画音楽やジャズスタンダードなどをフラメンコギターアレンジして演奏することに取り組んでいた時期で、それの延長のような形でゲーム音楽の採譜もはじめたのですが、これがドはまりしました。
自分自身、自覚していなかったゲーム音楽からの影響の大きさに衝撃を受け、その実体を把握すべく採譜分析して演奏してみたい、と思いました。
2015年から2018年春先の期間、もろもろ合計で500曲ほどの採譜と分析を行いましたが、そのうち300曲はゲーム音楽です。
そして2018年の4月終わりから、ゲーム音楽の演奏動画と評論のブログ「ゲーム音楽をソロギターでひたすら弾くブログ」をスタートさせました。
今まで匿名でやっていた理由
今までゲーム音楽演奏活動を匿名でやっていたのには、いろいろ理由があります。
まず、あまりにも実験的な事に思えました。
自分自身どういうことになるか予想できなかったので、本名でやるのは正直怖かった、というのがあります。
次に、今後フラメンコの活動を本格的に再始動するにあたって、必ずしもプラスの影響にならないんではないか?という心配。
ここ数年フラメンコの活動を発信してこなかった人間が、いきなりゲーム音楽から入ったら「あの人はもうフラメンコはやめたんでは?」とか思われそうで。
ジャズスタンダードや映画音楽ならまだしも、ゲーム音楽という題材は、今まで自分が関わってきたフラメンコの世界の人たちと親和性がないんではないか?場違いなんでは?と感じていました。
これは、自分の勝手なイメージなので実際はわかりませんが。
以上のようなヘタレな理由で、匿名でこっそりと始めた企画ですが、今回、正式に自分の活動の一つとして公表してやっていこうと決めました。
公表に踏み切った理由
このタイミングで公表を決めたのは、冒頭で申し上げたこと以外に2つの理由があります。
- この7か月間、ゲーム音楽ソロギター企画に自分が使える時間とエネルギーの約半分を注いできた結果、それなりのコンテンツ量になってきて、これからフラメンコギターベースのソロギター演奏活動として、掘り下げて行きたいと考えるようになった。
- 様々な活動で多忙になってきた結果、匿名の活動に時間とエネルギーを割くような余裕がなくなってきた。たたでさえポンコツなんだし、一つに統合して総力戦でやらないとダメなんではないか?と感じるようになった。
この企画は日本が世界をリードする文化であり、潜在的なファン数は非常に多いだろうゲーム音楽というフィルターを通すことで、多くの人にリーチ出来ないか?
その中でフラメンコギターに興味を持ってくれる人が出てきてくれたらいいな、という夢をもって取り組んでいます。
今後の方針
今後、フラメンコギターの活動とゲーム音楽演奏活動を平行してやっていきますが、フラメンコギターの活動方針については、「近況と活動方針」の記事で随時お知らせしていきます。
ゲーム音楽演奏活動のほうは、現在、アレンジ・演奏予定だけで150曲以上、原則毎週1曲ずつ取り組んでいます(多忙時はお休みします)。
曲による出来不出来・フラメンコ度の高い低いはまちまちですが、今後も1曲につき数日から1週間で仕上がる範囲でアレンジ・練習してアップしていく予定です。
ゲーム音楽演奏はインターネットというチャンネルに特化した活動で、ライブ展開などは今のところ考えておりませんが、題材としてはジャンルの垣根を越えられる代物だと思いますので、自分が思わぬ方向に発展するかもしれませんよね。
そうした期待も込めてやっていきたいと思います。
ゲーム音楽演奏のほうもフラメンコギターの活動同様、ライフワークと考えていますので、どうぞ末長くよろしくお願いいたします。
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