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Individual Flamenco(Buleria)イメージ動画

今回は動画化するにあたり、
テーマが難しくて、どういうイメージでいこうかちょっと悩みました。

この曲の母体になった部分を作った時は
フラメンコポップのグループ『Galeria Rosada』を構想していた時期にあたり、

『日本人としての自分、自分なりのフラメンコ』ということを考えていました。

ーーースペインに留学して以降

自分が専門家としてフラメンコをやる意味、

ということに対して葛藤していた時がありました。

フラメンコの本拠地スペインでは、

非常にすぐれた無名のアーティストがたくさんいて、

しかもアマチュアでやっていたり。

当時は日本とは技術的なレベルも全く違いました。

日本に帰ってから、

現状こんなに未熟な自分がプロギタリストとしてやっていく

『これが自分の芸、音楽です』ということを押し出していく

そういうことに自信を持てなくなってしまって悩みました。

それでもフラメンコギターをもっと上手く演奏できるようになりたかったので

スペイン人アーティストの来日公演に行っては録音して帰り

少しでも彼らのやっていることに近づこうと

ひたすらコピーする、ということを数年間やっていました。

その期間200以上のファルセータや伴奏パターンをおぼえて、

自分のライブや伴奏の仕事にも実用して、

それらは今の自分のギタリストとしての基礎にもなっているので

やった意味は十二分にあったと思います。

ーーーしかしそれだけでは、

感じている葛藤を払拭できるものではないことも

だんだん理解してきました。

 

スペイン人のやるフラメンコは素晴らしいし、

もしかしたら自分には一生かかっても手が届かないものなのかもしれません。
でも、それはそれで一つのテーマとして持っておいて、

自分が元から持つものとフラメンコの融合点があるはずなので

そこを追及して研ぎ澄ましていこう

という考えも、葛藤の末に生まれてきました。

そういう思考の過程で生まれたのが

この曲『Individual Flamenco』であり

『Galeria Rosada』の楽曲であり

今やっているゲーム音楽ソロギター演奏であったりするわけです。

ーーーまぁ、正解なんかなくて、

それぞれやりたいことをやりたいようにやればいい

と思いますが、自分はそんな道筋を辿ってきました。

まだ道半ばもいいところだし、

むしろここ10年くらいは逆走してる感すらあるしww

悪戦苦闘です。

そういうわけで、今回のテーマは『葛藤』と『前進』です。

道は見えてるはずなのに

なかなか前へ進むことができない模索の旅

そんなイメージです。

(2019年2月8日追記)
今回は思ったことを一気に書いたので
言葉足らずで
もしかしたら誤解を与えてしまうかもしれないので、
少し加筆させてください。
フラメンコ音楽論の冒頭でも触れましたが、
フラメンコという芸術はその特異性から
スペイン本国を含め一般への普及は簡単ではないと思います。
日本で日本人がフラメンコの活動をするということを考えたとき
フラメンコという芸術を日本人に向けて
なるべくオリジナルな形のまま正確に伝えていく、
という活動が大変重要であることは重々承知しております。
その上での自分個人の内面的な話でした。

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