ソレアポルブレリアPart4(Solea por Buleria4)【YouTubeファルセータ動画34】

ソレア・ポル・ブレリアPart4 動画
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ソレポルのファルセータ動画も4回目ですね。
今回は、自作ファルセータを二つ弾いています。

ソレア・ポル・ブレリア形式については、以下の記事をお読み下さい。

ソレア・ポル・ブレリア形式解説

ソレアポルブレリア(Solea Por Buleria)【フラメンコ音楽論10】
フラメンコ音楽論 第10回はソレア・ポル・ブレリアの解説。ソレアとブレリアの中間的な特徴をもつ形式です。リズムパターンやコードワークの解析を行っています。

オリジナル曲「Memoria」より抜粋

昨年7月にソレア・ポル・ブレリアPart3をアップしていて、その時はオリジナル曲「Memoria」の前半部分で出てくる長いファルセータを弾きました。

ソレア・ポル・ブレリアPart3

ソレアポルブレリアPart3(Solea por Buleria3)【YouTubeファルセータ動画25】
YouTubeファルセータ動画 第25弾はソレア・ポル・ブレリアPart3です。一昨年録音の「Memoria」でも弾いている、長めの自作ファルセータです。

Memoria

Memoria(Solea Por Buleria)【音源・MV紹介】
オリジナルギター曲「Memoria」(Solea por Buleria)の音源とMV。曲テーマは「記憶」で、様々な年代に作ったファルセータが入っています。

今回は「Memoria」の中盤部分で出てくる2つのファルセータを弾いています。

一つ目のファルセータ

「Memoria」の解説でも書きましたが、「Memoria」で弾いているファルセータは作った時期がバラバラで、自分のフラメンコギター歴ダイジェストみたいな感じになっています。

このDm9(onA)のアルペジオから始まるファルセータは、2001年に作ったものです。

このファルセータはフレージングやコード回りに一癖ありますが、どちらかというと、敢えて理論は無視して感覚で作っている度合いが強く、スタンダードではない和音感覚です。ちょっと細かい解説を試みてみます。

2コンパス目最後のE♭7とか、意味わからないかもですが、次は半音下降してDmに行くよ?と見せかけるフェイクです。実際には次はA7系のフレーズに行っていて「おぉ?」ってなるのを狙ってます。

3コンパス目からはA7一発と捉える事もできますが、細かく見るとB♭7、Faugなどの音が含まれていて、不協和音感、フラメンコテンション感を出してます。

5コンパス目はB♭m6というフラメンコテンション(自分が命名したフラメンコ独特のコード使い)バリバリのコードからオクターブ奏法でAに持っていきます。
ここから、後半の畳み掛けるフレーズの流れがこのファルセータのキモです。

後半は16分音符の細かいフレーズが続いて左手の動きがかなりキツいので、自分もカポタストを付けないと、しっかり音を出せなかったりします。

そして、この2コンパスの16分音符フレーズの締めくくりは、まさかのE7です。

ここ、次の展開によっては変えたほうが良いかも知れませんが、演奏で弾いているようにB♭から入るマルカールや繋ぎフレーズを挟めば、そんなに違和感なく、元のポルメディオのキーに戻る事が出来ます。

二つ目のファルセータ

元ネタは一つ目のファルセータを作ったのと同時期(2001年)に作ったものですが、2018年秋の「Memoria」録音時に大幅に作り変えています。

さらに今回の動画化に当たって、再度手直ししています。ですので、20年越しのファルセータですね。

前半は3連符の親指フレーズ主体ですが、2コンパス目から平行移動でポルメディオのキーからエスケープしていきます。

2コンパス目後半のゴニョゴニョしたところは、今回少し手直しした部分ですが、B♭7とA7の音をミックスしています。フラメンコはこういうフレージング多いですよね。

「Memoria」のバージョンでは5コンパス目から転調して別の展開になるんですが、それだと伴奏で使うには冗長な感じがするので、今回は伴奏向けバージョンということで、良くあるシンプルなアルサプアのエストリビージョ(締めくくり)を入れて6コンパスで完結させました。

「Memoria」バージョンと聴き比べてもらえると面白いんではないでしょうか。

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