シギリージャPart2【YouTubeファルセータ動画20】

シギリージャ Part2
↑クリックで動画再生

今回はシギリージャの第2弾です。
シギリージャは昨年一つ演奏動画をアップしていますが、そちらは踊りのレトラ部分に相当する、ゆっくりのテンポで演奏するものでした。

シギリージャPart1(Siguiriya1)【YouTubeファルセータ集07】
YouTubeファルセータ動画集 第7弾はシギリージャ。ホセ・ルイス・モントンとエンリケ・デ・メルチョールのもので、コード進行なども解説しています。

今回は、マチョのテンポに相当する速いものです。
2つのファルセータ+エストリビージョの短いファルセータで構成しました。

シギリージャ形式解説

シギリージャ(Siguiriya)とその関連形式【フラメンコ音楽論18】
フラメンコ音楽論 第18回はフラメンコのリズム形式の中で最も古い歴史を持ち、また、最も難解と言われるシギリージャとその関連形式の解説です。

シギリージャの演奏テンポとコンパス特性

シギリージャ系の形式は歌伴奏の場合、ちょっと自由リズムぽくなったりしますが、だいたいのテンポは決まっています。
一般に踊り用の歌より速めのテンポになります。

踊りの場合は、テンポの幅がめちゃめちゃ広い形式です。

それだけ、要求されるファルセータのテンポも幅が広いんですが、今回は速いエスコビージャ~マチョくらいの速度で映えるファルセータを演奏してみました。

210BPMなので、テンポとしてはブレリアに近いと思いますが、シギリージャはブレリアほど自由なシンコペーションを使わない感じですよね。

今回演奏したファルセータの作者であるエル・ボラやパコ・クルスも、ブレリアなどの形式ではシンコペーションをめちゃめちゃ多用しますが、速いテンポのシギリージャだと、二人とも今回演奏したような感じで表リズム主体で演奏するので、それがシギリージャのコンパスの一つの特性かもしれないな~、と思ってます。

この演奏テンポでシンコペーションやコンパスずらしを多用すると、どんどんブレリアに寄っていきますからね~。

では、今回演奏したファルセータを個別に解説していきます。

一つ目のファルセータ

スペインにいた時にエル・ボラに習ったものです。
その時はボラは2ndアルバムを出したタイミングでしたが、そのCDにはシギリージャは入っていませんでした。

ですが、当時ライブでは、バンド編成でのシギリージャをよく演奏していて、このファルセータも組み込まれていました。

二つ目のファルセータ

これもスペイン留学時代、一つ目のファルセータを覚えたのと同時期に、パコ・クルスに習ったものです。

Fコードから入るので、雰囲気を一転させたいときなどに使うとよさそうですよね。

自分的には、後半のC→Fあたりのフレージングの音の選びかたがフラメンコ的でカッコいいなぁ、と思います。

エストリビージョ

エル・ボラの1stアルバムに入っているファルセータです。

エンリケ・モレンテ(歌)とかファン・ラミレス(踊り)とかが参加しているシギリージャですが、その締めくくりがめちゃめちゃカッコいいので、今回締めに演奏しました。

これ、フラメンコをはじめたばかりのときに何回もしつこく聴いて、耳コピーをしたんですが、できたら、細かい弾きかたまで本人に教わりたい!と思っていたものです。