ガロティンPart1(Garrotin1)【YouTubeファルセータ集06】

ガロティンPart1 ギター演奏
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動画ファルセータ集はずっと12拍子系が続いたので、今回は意表をついて自作のガロティンを弾いてみました。

ガロティンについて

ガロティンは、2拍子系形式でメジャーキーで演奏されます。

今回の演奏はガロティンで最もスタンダードなGメジャーキーのものです。

ガロティン形式解説

北部起源系2拍子の基本とガロティン(Garrotin)【フラメンコ音楽論28】
フラメンコ音楽論第28回は、スペイン北部地方の民謡をルーツにもつ「北部起源系2拍子」の概要と、その代表形式の一つとしてガロティンの解説をします。

動画では2つのファルセータを繋げて演奏していますが、2つとも7、8年前に自分で作って踊りの伴奏などでもたまに弾いているものです。

では、個別に解説してまいります。

1つ目のファルセータ

1つ目のファルセータのキーは基本はGメジャーキーですが、後半部分では平行調のEマイナーキーに寄せています。

出だしはピカードから入ってAm7から5度進行という、わりとスタンダードな動きですが、5度進行の最後をG7(onF)→E7として少し色をつけています。

そのあとの、GM7(onB)→FM7→Em7がこのファルセータのミソでしょうか。

FM7はEm7に対する♭ⅡM7で、通称「ナポリコード」と言われるものですが、EmのドミナントであるB7の代理のような働きをします。

ナポリコードはコード機能的にはサブドミナントマイナーになり、B7からのドミナント進行よりもソフトな印象ですが、転調感もあってアクセントになります。

2つ目のファルセータ

2つ目のファルセータはC69から入っていますが、ベースラインを1→M3ではなく1→M2とすることで9thを強調しています。

地味な処理ですが、自分はこういう隠し味が好きなんですよね。

あとは5度進行や下降進行というスタンダードな動き中心ですが、1つ目のファルセータでも登場するGM7(onB)がちょっとしたポイントです。

これはタラントなんかでよく使うコードです。

形的にはBm+3弦解放G音で、Bmコードのバリエーションと捉えても良いんですが、G音はBmに対してはコードトーンにもテンションにもならないm6(または♯5)にあたるので、転回形コードととらえてGM7(onB)とするのが音楽理論的には正解かと思います。

Cコードのアルペジオ→音階の動きは良く出てきますが、右手のフォームの微妙な切り替えが必要になってきます。

自作ファルセータ発表について

今回のガロティンのような自作したファルセータが結構あるので、それらをいつかギター曲にまとめて発表したいのですが、それにはいろいろ作り足したり、展開やフレーズを推敲したり、非常に時間がかかると思われます。

ですので、まずは今回のような感じで単発のファルセータ単位で形に残していこうと思います。

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