タンゴPart3(Tango3)【YouTubeファルセータ動画32】

タンゴPart3 動画
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今回のファルセータ動画はタンゴPart3です。

フラメンコギターチャンネルのほうは、これが2020年ラストのYouTube動画になります。

タンゴ形式解説

ルンバタンゴで演奏

今回の演奏の元ネタは、2008年頃に作って2018年に録音した自作曲「Tango de Azul」です。

今年(2020年)の6月に、この曲の前半部分を使って「第1回フラメンコWebフェスティバル」に参加するための演奏動画を作成しました。

フラメンコWebフェスティバル公式での公開終了後「タンゴPart2」として、このブログにもアップしています。

そして、今回演奏するのは「Tango de Azul」の終盤部分です。

「Tango de Azul」の2018年バージョンでは終盤部分もそれまでの流れに沿ってタンゴのテンポで弾いていますが、この部分は本来はもっと速いテンポで弾いたほうが映えるので、今回はテンポを上げてルンバのテンポで演奏しました。

こういう感じの曲調を自分は「ルンバタンゴ」と呼んでいますが、カンテのCD等でも非常によく聴かれるものです。

ルンバタンゴの形式名は「タンゴ」とされる場合が多く、ベースの歌はタンゴだったりしますが、バックのリズムパターンはルンバで演奏され、テンポは190BPMから230BPMくらいになります。

今回の演奏は大きく3つのセクションに分けられますので、各セクションを単体ファルセータとして解説します。

なお、コンパス数のカウントは、前奏のマルカール(繋ぎの基本リズムパターン)部分は除外しています。

1つ目のファルセータ【オリジナル】

1つ目のファルセータは冒頭の8コンパスですが、9月にアップした「タンゴPart2」の後半でも弾いている「Tango de Azul」のメインテーマメロディーと同じモチーフ(細かいところは違います)で始まります。

5コンパス目からは独自の展開になりますが、コードは5度進行なので「タンゴPart2」でやってるバージョンよりシンプルですよね。

細かい右手の弾きかたやシンコペーションのさせ方は、自分もあまりちゃんと決めていないので演奏する度に変わりますが、基本の流れをしっかり表現できていて、適度にシンコペーションが入ってカッコ良くまとまっていれば結果オーライかと。

今回の弾き方だと、C7→Fで止めて次のファルセータに繋げていますが、このファルセータ単体で終わらせる場合は、C7→FをC7→B♭→Aなどに変えるか、締めのフレーズを付け足して終わると良いです。

2つ目のファルセータ【オリジナル】

2つ目のファルセータは中盤の9コンパス目の低音アルペジオから入る部分で、8コンパスのサイズです。

ここはアポヤンドのアルペジオにハンマリング・プリングを絡めていて、正確なテンポキープが難しいフレーズが続きます。

こういうアルペジオは、あらかじめ右手のパターンを決めておいて、それを守って弾かないと難しいです。

アルペジオ奏法のコツはこちらで解説しています。

3つ目のファルセータ【オリジナル】

3つ目のファルセータは17コンパス目から入る8コンパスです。

冒頭、B♭M7→B♭7のpの音階フレーズの後に、Em7♭5→A7→Dmとなって調性がDマイナーキーに寄って行きます。

そして、2周目ではそのままDマイナーコードへ終止しますが、こういうマイナー終始のパターンって普通のタンゴの流れの中では使いにくいんですよね。

動画の演奏ではDマイナーコードに落ちた後、ポルメディオ(Aスパニッシュ調)で少しマルカールしてから終わっていますが、マイナー終止のファルセータをスパニッシュ調の曲中で使いたかったら、こういう感じでブリッジ的なマルカールを入れてやると繋がりが良くなります。

バンベーラの歌がAマイナーコードに終止した後、ギターのマルカールでポルアリーバ(Eスパニッシュ調)に戻す感覚と同じですね。

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